【未体験の方にオススメ】一人でも、大勢でも、焚き火の楽しみ方

焚き火 キャンプblog

こんにちは、いなりです!

秋になると毎年、さも当然かのように
普段の何倍もの食欲が湧いてきます。

これは心の問題なのか、人間という生物には
そうなるように機能が備わっているのか。。。

とにかく落ち葉に火をつけて、その火で作った
焼き芋がなぜか食べたくなります。
(庭先での焚火は条例で禁止されているところが多いと
 思いますので、しっかり調べてやりましょう。
火の取り扱いも注意!)

と、おもむろに欲望のままに書き出しましたが、
そんな食欲にまみれた心も満たすことも鎮めることも、
癒すこともできる焚火の楽しみ方をご紹介していきます。

焚き火
いつでもやりたい焚き火

焚き火の魅力

僕が初めて「焚き火」をやろう、と思って、
ソロで行った夜のことは今でも忘れられません。

河川敷のキャンプ場で、川の流れる音を聴きながら、
夜空に浮かぶ月に照らされる中、パチパチと
音を立てゆらゆらと燃える火を見て過ごす、
一人の自由な時間。

本当にありふれた表現ですが、贅沢な時間を過ごしている
と実感したのがこの夜でした。

普段見ることがない大きさの炎を目の前にしたからなのか、
子供のころ以来の火遊びだったからなのか、じんわりと
伝わってくる熱のおかげなのかわかりませんが、
何もしない時間にそんなことを感じながら、自然の中に自分がいる、
存在していると思えたことが、その夜を特別に印象付けたと思います。

そしてその日をきっかけに、焚き火が大好きになった結果、
キャンプに行けば可能な環境であれば必ず焚き火をします。

そう、夏だろうが冬だろうが。

さらに言えば焚き火ができる準備ができれば
別に朝からでもやります。(本当です。)
共感していただける方は多いと信じています。

他にも単純に火を眺めているだけで落ち着くから好きとか、
焚き火も好きだけど薪割りが楽しいとか、大勢で火を囲んで
お酒や食事をするのが楽しいということで焚き火をする理由も
色々あると思います。

まだ焚き火をやったことがないという方は、きっと
自分なりの魅力が見つかってハマると思いますから
是非やってみてください!

焚き火に必要なもの

まず準備するものがありますので、そちらの紹介から。

①焚き火台

焚き火台
焚き火台

もちろん、そりゃそうですよね!

多分ですが、焚火といえば冒頭にも書いたように、
「落ち葉を集めて火をつけて」とか「枯れ枝を集めて火をつけて」
みたいな想像をする方も多いんじゃないでしょうか。

落ち葉や枯れ枝を集めた地面で、直火で。

実は地面の上で直接火をつけられることが
許されているところは非常に少ないです。

地域で焚火などが禁止されていなくて、私有地の庭で可能
という方はいいですが、キャンプ場なりBBQ場なりでは
基本直火は禁止されています。

理由としては、熱による芝生や地面へのダメージ、
生物などへ影響を与えないため禁止となっています。

でも焚き火台があればOKというところは多いので、
焚き火台を準備すれば楽しむことができますよ。

直火での焚き火ももちろん違った良さがあるので、
興味がある方は直火使用が許可されているところを
探して行ってみてもいいですね。

いなり
いなり

ちなみに僕は、ロゴスのピラミッドグリルを使用しています。

②薪(まき)

薪
薪:ヒノキ(針葉樹)

火を付けるものにも少しこだわりましょう。

落ち葉や枯れ枝でもいいのですが、しっかり乾燥した物を
十分な量用意するのはかなり大変だと思います。

かといって家庭にある可燃ゴミだとただの焼却炉になっちゃいますし、
多分灰が舞って焚き火どころではなくなります。

薪であれば最近はキャンプブームということで、
ホームセンターでも気軽に買えるようになりましたし、
焚き火の雰囲気自体もバッチリです。

なにより、一束あれば短くても2時間は焚き火を楽しむことができますよ!

販売している薪で多いのはヒノキですね。
一束400円〜600円くらいで購入できるんじゃないでしょうか。
(いなりの地元の相場です。)

他にもナラやクヌギなど販売していたりしますが、
気軽に焚き火を楽しむだけならヒノキで十分です。

ナラやクヌギは、ヒノキの値段よりも高くなっていることも
ありますが、火持ちがいいという特徴があります。

焚き火を長時間楽しみたい場合にはおすすめです。

ただ燃え始めるとモチがいい反面、火が点きづらいため
火起こし用には向いていません。

ということで、ヒノキなら間違いありませんね。

③トング・火ばさみ

トング
地面に転がっているのがトングです。。。

燃え盛る薪をそのままいつまでも見続けていたい。。。
そんな気持ちを毎回抱きつつ焚き火をしています。

その炎を調整するためにも、トングや火ばさみは必須です。

薪の位置をズラして燃焼を促したり、
火を落ち着かせたりするのに、かっこいいアイテムを
用意すると、さらに焚き火も味わい深いものになるでしょう。

特に意味もなく燃えている薪をイジるだけでも楽しいです。

また薪を足すのにも、直接手でいれるよりも安全ですから、
火傷ももちろんですが、火の粉が飛ぶのも抑えられますからね。

BBQをやるときのトングでも全然問題ないので、兼用で使うのもありですよ。

火ばさみもお洒落なのからかっこいいのまで、色々ありますから
迷いながらお好みのものを見つけてください。

④皮手袋・軍手

皮手袋
皮手袋

前項でトングや火ばさみの準備をおすすめしましたが、
革製の手袋や軍手があると完璧です。

意外と薪はささくれなどがあって、素手で触ると
ちょっとした怪我をする場合もあります。

なので丈夫な皮手袋やなければ軍手があると、
より安全に薪を扱えますよ。

お勧めではないですが、投入した薪の燃えていない部分を持って
一瞬の微調整くらいはできます。

いなり
いなり

その辺のサジ加減は注意しておこなってください。

それから皮手袋などがあれば、薪割りや火起こしに使用する
フェザースティック(焚き付け)の制作時にも役に立ちますし、
ただ手に嵌めているだけで玄人感も出せるアイテムですから、
是非準備しましょう。(笑)

⑤ガストーチ・着火剤

ガストーチ
SOTOのスライドガストーチ

ここまで準備すれば、あとは焚き火を楽しむだけですが、
火起こしするときは手元から離して着火できるガストーチや、
着火剤に火をつけて薪を燃やしていくのが安全です。

薪はしっかり火が着くのに、思ったよりも時間がかかります
なので手元よりも少し離したり、しばらく燃え続けている物から
薪に火を移していく方法がおすすめです。

基本は焚き付けと呼ばれる燃えやすい小枝や、細くした薪などを
ナイフで削って薄くカールさせ、羽毛のようにフワッとさせた
フェザースティック、ほぐした麻紐、炭化させた布(チャークロス)に
火をつけ、そこから徐々に中程度の薪や枝、そして通常サイズの薪に
火を移していきます。

焚き付けの種類や、着火用のアイテムもいろいろな物や
種類・ジャンルがあるので、色々試してみてください。

いなり
いなり

ちなみに僕は、ほぐした麻紐を焚きつけにしてファイヤースターターで着火してます。
なれればすぐ火がつく上に、ハタから見るとめっちゃ手慣れた感じに見えますよ。(笑)

あとはBBQをやった後に、火がついている炭の上に薪を置いておけば
そのまま焚き火に移行できるので、グループで泊まりのキャンプに
行った時はよくやります。

食事に使った割り箸を焚きつけに利用できたりするので、
フェザースティックの練習もやってみてはどうでしょうか。

あと邪道かもしれませんが、ガスバーナーで力技で火を付けるのが
非常にお手軽です。

ただ着火の楽しみも風情も全くありませんけどね。。。

⑥その他にあった方がいいもの

やはり火を使うということなので、いざという時と
焚き火を止める時用に消火用の水は準備しましょう。

やり始めてから風が強くなってきたりすると、
火の粉が飛んでテントやギアに穴が空いたり、
周りの方に迷惑をかけることにもなりかねません。

最悪事故も考えられるので、これは必ず必要です。

サイトにジャグがあるなら十分な量を確保しておきましょう。

その他にも燃え残りは可燃ゴミとなりますが、
ゴミを現地で回収するサービスなどがなければ
持ち帰る必要があります。

その際はしっかり消火されたことを確認し火消し壺的なものも
あった方がいいでしょう。

あとはより焚き火を楽しむために、火起こしや
燃焼が弱くなった時に役立つ火吹き棒。

薪を好みの太さにするための薪割り用のオノ。

薪割りにもフェザースティック製作にも使えるナイフ。
(薪割り用に使用する場合はフルタングと呼ばれる
刃から柄まで一体になっているもので。)

地面へのダメージを軽減する、焚き火台の下にひく難燃シート。

ただただかっこいいサイトとして映えさせるための薪台。
(薪を置くためだけの台です。)

そして寒い時期には絶対おすすめ薪ストーブ!

こんなのも揃えると、焚き火のためにキャンプに
行くようになるかもしれませんね。

ナイフ
モーラナイフ

まとめ

今回はキャンプの定番「焚き火」の魅力や楽しみ方、
やり方についてご紹介しました。

興味がある方は是非一度挑戦していただいて、
自分なりの楽しみがみつかったら嬉しいです。

最後にちょっとだけ注意点をお伝えします。
・風が強いときや、周りに迷惑がかかりそうだったり、
 安全が確保できない場合はやめましょう。
  ※特に風下への火の粉の飛散や煙の影響に注意しましょう。
・焚きつけに新聞などを利用すると、灰が舞って
 最悪なことになるのでオススメしません。
・時にはやめる選択も必要です。
 ※購入した薪を丸々持って帰ってくることもあるあるです。
・普段扱うことがない大きさの「炎」だということを
 忘れないでください。

また最近マナーやルールが守られないという理由で、
直火はもちろんのこと、焚き火自体が禁止となるところも
増えてきています。

これは非常に悲しいことです。

マナー・ルールを守って正しく利用すれば、
楽しめることもたくさんあります。

小腹がすけば焼マシュマロだったり、ソーセージなんかも焼けます。
燃やすと火の色が変わったりする粉?も売ってたりします。

好きなことをして時間を過ごしたり、初めて経験することや
様々な挑戦、自分のペースで自分の思い描いたことを
そのまま出すことができるのがキャンプ の魅力の一つだと思いますし、
自分の成長や生活の質を上げることにもつながると思っています。

焚き火はそのキャンプの魅力の一部ですが、数ある楽しみを
一つ一つこれからも続けていけるように守っていきたいですね。

この記事で少しでも焚き火の魅力や、マナー・ルールについて
伝われば嬉しいです。


ではっ!

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