キャンプの時に気をつける、テント・タープ等の設営の基本【真面目】

注意 キャンプblog

こんにちは、いなりです!

別の記事を書いている時に、注意事項も合わせて書いていたのですが、
あまりにも長くなってしまい、非常にシリアスな内容になってしまったので、
「せっかく真面目な内容なんだから別の記事にしよう」、
ということになりこの記事を執筆しております。

ということで色々普段から設営の時に気を付けていることを書いていきますので、
初心者の方に是非読んでもらえたらと思います。

何気に「大丈夫でしょ!」と思っていることが全然大丈夫じゃないことがありますので、
是非覚えてください。

レクタタープ

テントやタープはしっかり固定

色々な種類・形があるテントやタープですが、通常のテントに限らず
手を離せば簡単に開くポップアップのもの、タープもポールと
ガイロープで立てるタイプはもちろん、レジャーでよく見かける
四つ足の物まで、日陰や体を休める場所を作るという目的は同じです。

当然広げて使用するわけですが、その状態になると、
いくら収納時に持ち運ぶときは重く感じたとしても、
本当に少しの風で動いてしまったりすることがあります。

レジャータープ
レジャータープ

いくら軽いポップアップの物でも、子供に当たったり焚火など
火を使っている場所に飛んで行ってしまうと大事になりかねません。

お出かけしたら少しでも楽しい時間を確保するために、
設営の手間を減らしたいと思うのはよくわかりますが、
最後まで楽しい時間が過ごせるように、安全確保も
お願いしたいと思います。

注意しなければいけないこと

先ほど書いたように、しっかり固定されていないとちょっとした風でも
テントやタープが動いてしまいます。
当然強い風であれば動くだけでなく、テント・タープの破損につながったり、
煽られた拍子にペグがその勢いのまま抜けて飛んでいくことも十分にあります。

何十センチもある鉄製のペグが勢いよく飛んでいくことが、
想像じゃなくて現実に起こりますので、そのことを十分理解しておいてください。

雨よりも風に注意

雨の場合は色々なギアが濡れてしまったり、もろもろ汚れてしまう、
活動範囲が制限されてしまうといったことがありますが、
しっかり対策していれば大丈夫です。

※大雨などの場合は撤収しましょう。

風も別に汚れるわけでもなければ、活動範囲が制限されることもないので、
雨よりも大丈夫でしょ?
と思いがちですが、甘くみてはいけません。

そもそも風が吹いている中での設営はオススメしません
タープに限らず、テントの設営やキャンプ自体に共通して言えることです。

台風の日に傘をさして煽られている映像はみたことあると思いますが、
あの傘の面積でも前に進むのもやっと、風が吹けば体ごと流されるという感じですよね。

それより弱いといってもはっきり風を感じる中で、
テントの面積で風を受けるとテントが吹っ飛びます

吹っ飛ぶだけでなく、ポールがまがったりすることもありますし、
それだけですめばいいですが、最悪ポールが折れたり幕が破損します。

さらにそのポールが折れた状態で、近くのテントだったり人に向かって
飛んでいくとなると。。。
ということでオススメしません。

いなり
いなり

風の中設営しようとして飛ばされそうになったことや、ポールが曲がったことがあるよ。

サイト設営後であっても事故を未然に防ぐために、
風が強いなと感じたらタープそのものを畳んでしまう
という選択ももちろんあります。

ベテランの方からもそういった話を実際に聞きます。
ただそこまで強い風が吹いている場合は、
キャンプ自体を断念することも一つです。

シェルター
風に煽られて変形しているシェルター

天気が良くても風が強い場合があるので、
予報では風速も見ながら予定を決めるのがおすすめです。

強い風には注意が必要ですし、
雨でも気を付けないといけないことはたくさんあります。

とにかく風雨の無くて無理のない日に、
安心して過ごせる環境を確保してキャンプを楽しんでください。

テントとタープを安心して使うには

レジャータープと空
レジャータープと空

じゃあどうしたら安心して使えるのか、ということをご紹介していきます。

安全にテントやタープを使用するには、
しっかりと固定する必要があります。

テントの場合だと、ポールをスリーブに通して立てるタイプだと
自立するものもあります。
そのテントの中に重しとして荷物を入れておけば大丈夫だろう、
というのは間違いで、少し強い風が吹けば、
中の荷物ごと転がっていってしまします。

ですので、しっかりとテントを固定することはとても重要になります。

必要なもの

テントやタープを固定するために必要なものになりますので、
しっかり準備しましょう。

check!

・ペグ (固定する杭)
・ハンマー (ペグをしっかり地面に打ち込めるもの)
・ガイロープ (テント or タープとペグを繋ぐロープ)

これらのものについては購入時に付属でついている場合もありますが、
最低限の付属品程度と思ってください。

よくプラスチックやジェラルミンのペグなどがありますが、
しっかり地面に挿し風でテントやタープが動かないようにする用途を
考えると不安があります。

また固い地面になるとそもそも挿さらない、ということもあります。

いなり
いなり

キャンプを始めたばかりの頃に、固い地面に付属のジェラルミン製のペグが挿さらなかったときは絶望したよ。。。

ですので丈夫なペグや、固い地面にしっかり打ち込めるハンマー、
しっかりと繋ぐガイロープは必須です。

まず、スノーピークのペグ「ソリッドステーク」は多くのキャンパーが使用していて、
ペグと言えばこれ、というくらい有名です。
このペグは普段僕も使用しています。

最近では同じ製造メーカーから「エリッゼステーク」という
オリジナルの商品も出ていますので、こちらもお勧めです。

ペグは1本からでも販売していますし、長さも20cm〜50cmなどあります。
他のメーカーでも素材や長さ、形が色々ありますので、
自分のキャンプスタイルに合った物を揃えてください。

ペグハンマーももちろん色々なメーカーさんから販売されてますし、
ガイロープも同じです。
コスパを考えて、パラシュートなどに使われるパラコードと呼ばれる物を
使用する方もいますので、こちらもお好みでどうぞ。

張り方

当然これらの機能を100%活かそうとすると、
張り方が重要になってきますが、以下のことをしっかり気をつけてください。

check!

・ロープとペグの角度が45度
・地面にしっかり深く挿す ※抜く時大変ですが頑張って抜いてください
・ぬかるみや柔らかい地面を避ける ※どうしてもの場合は長い物や面積の広いペグを使用
・ガイロープはピンピンにする ※緩みの無いように

大抵テントやタープには、ガイロープを取り付けるループ(輪っか部分)があるので、
しっかり結んで取り付け、ペグにひっかけます。
その時ガイロープとペグの角度が45度になるようにすると、
一番効果があります。

必然的にペグは地面に対して斜めに挿すことになりますが、
あまりにも斜めになると地表からの深さが足らず抜けてしまうことがあるので、
しっかりとペグが固定される角度に注意してください。
(草などがあると深く挿さっているに見える場合があるので注意)

ペグとガイロープ
ペグとガイロープの角度は45度

挿す深さは、ペグの長さにもよりますが何かが当たったくらいで角度が変わったり
抜けたりしなければ大丈夫です。
深ければ深いほど抜けにくくなりますが、撤収の時に抜けなくて困らないようにしましょう。
※しっかり挿さったペグは、ネジを締めたり緩めたりするようにグリグリ回転させると
抜けやすくなります。
※ペグ抜きがしやすいハンマーもあります。
※ペグを利用したペグ抜きの方法もあったりします。(今回は割愛)

地面がゆるい場合だと、普段よりも抜けやすくなったりするので、
長めのものを使用したりしてください。

また設営時は大丈夫でも、雨がふったりすると地面が緩くなって、
ペグとガイロープの引きで土が盛り上がって抜けてしまう・緩んでしまう
ということがあるのでこちらも注意です。
※雨が降ってきた場合はちょくちょく確認するのがオススメです。

それからガイロープは張りの強さが調節できるように「自在」がついていますが、
テントやタープが変形や破損しない程度のギリギリまで強く張ってください。
全体のバランスを調整して、同じような張り具合にするのがポイントです。

以上のことに注意して固定すれば、多少の風で何かある
ということはありませんので、毎回チェックして設営してくださいね!

まとめ

テントやタープ、シェルターなど設営するときは、
どんな物でもしっかり固定することが重要です。
それは風に対してしっかり対策することで、
大事に至らないようにする備えです。

これはキャンパーとしての最低限のルールでありモラルですので、
忘れないようにしましょう。

キャンプ場ではいつ天候や風向きが変わるかわからないので、
どの向きからどの強さで風が吹くかわかりません。
昼間の目に付く時間ならまだいいですが、お風呂等で不在の
時間帯や、夜寝ている間に荒天となる場合などすぐに
気がつかないこともあります。

そういったことも考えて、使う前に破損等ないか確認したり、
寝る前などにもしっかり固定されているかチェック、
ペグの緩みやガイロープの張りなどしっかりチェックしておきましょう。

前述にもあるように、不安な場合はタープなどは
事前に撤収しても良いと思います。
また周りの状況を見たり管理人さんの話を聞くなども対策となりますから、
キャンプ場でのコミュニケーションも大切ですね。

この他に余談ですが、タープ用のポールもなるべくなら
簡単に曲がらないような頑丈な物、太さがあるものなど選ぶといいでしょう。
このあたりも購入の際、選ぶ時に気をつけてくださいね。

またキャンプの経験を重ねてくると、陣幕など風の影響を軽減させるアイテムなんかも
選択肢に入ってくると思いますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。

いなり
いなり

ずっとキャンプを楽しんでいきたいですよね!

そのためには安全はもちろん、ルールやマナーも大事です。

beer & BBQ
Enjoy! BEER & BBQ

自然の中で楽しむことですから、対策のしすぎということはありませんので、
出来る限りの準備はしておきたいですよね。

この他に質問などあれば是非コメントなどでお送りください。

それでは楽しいキャンプライフを♪


ではっ!

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